これから子供のトイレトレーニングを始める方は、「トレーニングパンツが必要なのか、購入するべきか」迷うところですよね。
「トレーニングパンツは意味ない」という声もあり、結局買っても無駄になったら…と思うと不安だと思います。
我が家の経験から言うと、「トレーニングパンツは意味ないとまでは言わないけど、結局あまり使わなかった」です…。
普通のパンツの感覚に近いけど、多少の量では漏れないので結局出ても子供が教えてくれないんですよね…。
何層にもなっているため洗濯も大変です…。
うちの場合はあまり意味ない結果となりましたが、子供の性格や生活スタイルによってはトレーニングパンツが合う場合もあります。
ここでは、トレーニングパンツが「意味ない」と言われる理由と、トレーニングパンツのメリットデメリットをお伝えします!
トレパンの購入を迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
「トレーニングパンツは意味ない」と言われる理由4つ
「トレーニングパンツは意味ない」と言われる理由は主に4つあります。
- おむつと普通のパンツのどっちつかずになる
- 多少の吸収力があるため、トイレを教えてくれない
- 失敗の感覚が鈍る
- 費用対効果の低さ
ここでは我が家のトイトレ体験談と併せて、トレパンが意味ないと言われる理由を詳しく解説していきますね。
①おむつと普通のパンツのどっちつかずになる
トレーニングパンツはおむつと普通のパンツの中間に位置するアイテムで、子どもにとっては「どっちつかず」になりがちです。
おむつの感覚が残るため、子どもが濡れたことに気づかないことがあり、結果的にトイレに行くタイミングを学ぶのが遅れる場合があります 。
うちの子も出ても気づかず(気づいてか)遊び続けていました…。
②多少の吸収力があるため、トイレを教えてくれない
トレパンは多少の吸収力を持っているため、子どもが完全にトイレに依存する必要がなくなります。
これは、トイレを使うことに対する意識の形成が遅れる原因となります。
完全に普通のパンツに移行することで、トイレに行くことの重要性をより早く理解するという意見もあります 。
多少の量なら吸収しちゃうので、親側も気付かないことがあります。
③失敗の感覚が鈍る
トレパンを使用すると、少量のおもらしがあっても大事には至らないため、子どもが失敗したときの不快感をあまり感じません。
この不快感はトイレトレーニングの重要な学習プロセスの一部であり、トイレに行く動機に繋がります。
トレーニングパンツの場合、不快感が少ないため失敗した感覚が掴みづらくなります。
うちの子もトレパンに出てしまっても「しれっ」としていました…。
④費用対効果の低さ
トレパンは普通のパンツよりも高価であるため、経済的な観点から見ても効果が薄いという意見があります。
トイレトレーニングの期間が延びることで、トレパンを長期間使用することになり、コストがかさむことも考えられます。
1日に何枚も使うことになるため、洗い変え用を合わせるとかなりの枚数が必要になります。
結局ほとんど使わなかった…という場合も無駄になっていまいますね…。
総括:トレーニングパンツは意味ない?
トレーニングパンツが意味ないと言われる理由をお伝えしました。
以上の理由から、トレーニングパンツを買ってみたけど結局あまり効果がなかった…という場合もあります。
ただ、子供の性格や生活スタイルによっては「トレーニングパンツで効果があった」ということもあるため、まずは少し試してみて様子を見るのも手だと思います。
続いて、トレーニングパンツのメリットについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
トレーニングパンツのメリット
ここまで「トレーニングパンツは意味ない」と言われる理由をお伝えしましたが、トレーニングパンツのメリットについてはどうでしょうか。
- 段階的な移行をサポートできる
- 見た目がパンツに近いので子供の自信につながる
- 多少の漏れに対応できる
- 練習の一環として使える
以下詳しくお伝えしていきますね。
段階的な移行をサポートできる
トレパンはおむつから普通のパンツへの移行を段階的に行うためのツールです。
子どもがいきなり普通のパンツに変わることに抵抗がある場合、トレパンを使うことで徐々に新しい感覚に慣れさせることができます 。
見た目がパンツに近いので子供の自信につながる
トレパンは見た目が普通のパンツに近いため、子どもにとって「お兄さん・お姉さんになった」という自覚を持たせやすいです。
これは自信をつけるための重要なステップとなります。
少量の漏れに対応できる
トレパンは普通のパンツよりも吸収力があるため、少量のおもらしがあっても衣類が完全に濡れることを防ぎます。
これにより、子どもが失敗した際の不快感が軽減され、トイレトレーニングに対するストレスが少なくなります 。
練習の一環として使える
トレパンを使うことで、トイレに行くタイミングや感覚を練習する機会が増えます。
トレパンを脱いでトイレに行くプロセスを繰り返すことで、トイレの使用に対する意識を高めることができます 。
トレーニングパンツのデメリット
トレーニングのデメリット面はどんなところでしょうか。
- トイレのタイミングが学びにくい
- 長期間の使用が必要になることがある
- 混乱を招く可能性がある
- 洗濯が大変
以下詳しくお伝えしていきますね。
トイレのタイミングが学びにくい
トレパンは吸収力があるため、子どもが濡れたことに気づきにくいです。
これにより、トイレに行くタイミングを学ぶのが遅れる可能性があります。
長期間の使用が必要になることがある
トレパンの使用期間が長引くと、普通のパンツへの移行が遅れることがあります。
これは、トイレトレーニング全体のプロセスを延ばす原因となります 。
混乱を招く可能性がある
トレパンと普通のパンツを使い分けることで、どちらを使用しているかによって行動が変わり、子どもが混乱することがあります。
この混乱がトイレトレーニングの進行を妨げる可能性があります。
洗濯が大変
トレーニングパンツは何層にも重なっているため、洗濯の手間がかかります。
トレパンを干す際も、普通のパンツより乾きづらいので毎日の洗濯がストレスになることも…。
トレーニングパンツと普通のパンツの比較
ここではトレーニングパンツと普通のパンツを比較しました。
トレパンを使ってのトイトレから始めるか、最初から普通のパンツにするか悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。
トレーニングパンツ
メリット | デメリット |
---|---|
・段階的な移行をサポート ・心理的な安心感 ・少量の漏れに対応可能 ・練習の一環として使える | ・トイレのタイミングが学びにくい ・長期間の使用が必要になることがある ・混乱を招く可能性がある ・洗濯が大変 |
トレーニングパンツは少しの漏れなら防いでくれるため、トイトレに付き合う側のストレスも少なく済みます。
ただやはり、おむつと普通のパンツのどっちつかずになってしまう可能性があり、トイトレが長引く傾向にあります。
普通のパンツ
メリット | デメリット |
---|---|
・おむつとのはっきりした違いを学べる ・トイレに行くタイミングを早く覚えやすい ・トレパンよりもコストが低め ・失敗の感覚を学びやすい | ・おもらしが多くなる可能性がある ・自信をなくすリスクがある ・最初のストレスが大きい |
普通のパンツでは、出た感覚が掴みやすくトイレに行くタイミングを覚えやすいのがメリットです。
反面で、何度も失敗が重なると本人が自信をなくすリスクもあり、また周りのストレスも大きくなりがちです…。
失敗しても根気強く付き合えるタイプの方は、いきなり普通のパンツにしてしまうのも良いでしょう。
おすすめのトイレトレーニング方法
トイレトレーニングは個々の子どもによって異なるため、一概に「これが最良」とは言い難いです。
しかし、以下の方法は多くの家庭で効果的だとされています。
- 子どもの準備を確認
子どもがトイレに興味を持ち始めたり、おむつが同じ時間に濡れているような兆候が見えたら、トイレトレーニングを始めるタイミングです 。 - 一貫性を持つ
同じルーチンを繰り返すことで、子どもがトイレに行く習慣をつけやすくなります。
例えば、毎日同じ時間にトイレに行くようにします 。 - たくさん褒める
トイレに成功したときにはたくさん褒めてあげましょう。
シールや小さなご褒美を与えることで、トイレに行くことをポジティブな経験にします 。 - 失敗を責めない
失敗はトイレトレーニングの一環であり、責めると子どもの自信をなくしてしまう可能性があります。
失敗したときも優しく対応し、次回の成功を促すようにします。 - 適切なトイレ環境を整える
子どもが使いやすいトイレ環境を整えることも重要です。
ステップや子ども用の便座を用意することで、トイレが怖くない場所になるようにします。
頭ではわかっていてもなかなか上手くいかないのがトイトレの辛いところですが、できるだけストレスを抱えないよう続けていける環境を整えることがポイントです。
まとめ
トレーニングパンツが意味ないと言われる理由や、トレーニングパンツのメリットデメリットについてお伝えしました。
トレーニングパンツはトイレトレーニングの一環として使われることが多いですが、必ずしも全ての家庭や子どもにとって最適な方法ではありません。
トレパンのメリットとデメリットをよく理解し、子どもや家庭の状況に合わせて適切な方法を選ぶことが重要です。
一度試してみて合う合わないを判断してみてもいいと思いますよ!